マンガン水素電池の開発に成功 安価に電力を蓄える

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こんにちは、みどり屋(@midoriya_eiji)です。

太陽光発電や風力発電はCO2を出さないという利点とは裏腹に発生する電力に波があり、必要な時に必要な電力を供給できないという欠点があります。

そんな中、スタンフォード大学の研究者が太陽光発電や風力発電を最大限活用できる新たな電池を開発しました。安価な素材で太陽光発電や風力発電の電力を蓄える「マンガン水素電池」の開発に成功という記事です。

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大気中ののCO2を減らすためには火力発電を減らし、太陽光発電や風力発電を増やす事が必要です。これらの再生可能エネルギーの欠点、電力の波を克服するためには発電した電力を一時的に蓄えるバッテリーが重要になります。

アメリカのエネルギー省は下記の様な目標を上げています。

1時間に少なくとも20kWの電力を保持、5000回以上の充放電が可能、10年以上の寿命を持つバッテリー」を、実用化を踏まえて2000ドル(約22万円)以下

安価なマンガン水素電池

携帯電話に使われているようなリチウムイオン電池は、高価なレアメタルを使用するため不適当です。スタンフォード大学のウェイ・チェン博士は工業的に安価に量産できる硫酸マンガンを使用し、低価格で高寿命な「マンガン水素電池」を開発しました。

このマンガン水素電池はカソードではマンガンイオンが、アノードでは水素が循環して電子を運びます。「水素にエネルギーを蓄える」電池だと開発者は言っています。

博士が開発した試作品は大きさが7.6cmなのですが20mWhを供給でき、1万回以上の充放電が可能だと考えられています。

発電における再生可能エネルギーの割合は年々増加しています。将来は巨大なマンガン電池が発電所に設置される日が来るのでしょうか。

ではまた(^^)

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