こんにちは、長野県に住んでいる、みどり屋です。
軽井沢に「よなよなの里 エールビール醸造所」という地ビールを作っている醸造所があるのですが、そこの変わったネーミングのビール、「インドの青鬼」をご紹介します。
最近、この「インドの青鬼」以外でも変わったビールを出していますので、後々ご紹介します。
インディアン・ペールエールとはなんぞや
昔、18世紀末にインドを支配していたイギリスの人たちが、本国からイギリスにビールを送るときに、劣化を防ぐためホップを大量に使用したビールを作ったのが始まりとされています。
よなよなの里、公式通販サイトより
時は18世紀末、当時の英国はインドを統治する為に沢山の人を派遣していました。こうした人達はビールを必要としていました。それは嗜好品としてではなく、インドの水が悪くて飲むと危険だった為、代わりにビールが求められたのです。
ですが、当時最もよく飲まれていたエールの「ポーター」は英国からインドまでの長く過酷な輸送には耐えられませんでした。そこで、長い輸送に耐えられるようアルコール度数を高め、更に劣化防止効果のあるホップを大量に入れたビールが造られました。更に、輸送の途中で酸っぱくなるのを防ぐ為に、輸送用の樽の中にもホップを投入しました。
その結果、苦味の強烈なビールが出来上がり、のちに「インディア・ペールエール」と名付けられたのです。
では呑んでみましょうか
観て下さい、このラベル。「よなよなの里」のビールは、個性的なラベルも特徴です。
例によって、アワアワにしてビールに蓋をしながら注ぎます。
このブラウンの何とも言えないビールの色!いかにもコクが強いって感じですよね。
ごくごく...ニガwwww!これは苦い。でもホップの香りが何とも言えないなあ。クセになりそうな味と香りです。
通常の1.5倍のホップと、3倍のモルトを使用していて「魔の味」と言われているそうな。
この「インドの青鬼」は13℃ぐらいが適切な温度です。だいたい、コクのある濃いビールは、香りを楽しむものが多いので、そういう注意が必要ですね。普通冷蔵庫でキンキンに冷やすと5℃ぐらいになってしまうので、一度室温に晒して10分ほど置いてから飲むといいでしょう。
皆さんもぜひ一度、この苦味とコクを味わってみてください。クセになるかも。
ではまた(^^)